秋めいた桂林の「洪門梯田」は美しかったです。
2012年09月19日中国観光ガイド
朝の8:00、私たちは「甲天下」広場の「南城百貨」デパートから出発して、龍勝の方に向かいました。参加者は75人いました。10:40分頃、龍勝鎮の拐江村(龍勝県の道路の収金所に着くちょっと前)でバスを降りました。「洪門梯田」は龍勝県の拐江村の「洪門寨」にあり、棚田の景色で有名です。「洪門寨」は「龍脊」の棚田に遠くありません。「洪門梯田」は「龍勝梯田」ほど有名ではありませんが、開発されていないので、景色は自然そのままで、桂林のハイキングの愛好者には大変人気があります。
拐江村から30分ぐらい歩いて、セメントだった道は狭い田んぼの畦道に変わりました。目の前に稲の水田が広がってきました。蒸し暑い水田に草と稲の匂いが漂っていました。そういう自然の景色の中を歩いて、生活の悩みなどは汗とともに蒸発されてしまいました。一時間ぐらい棚田の山道を歩いて、12:10頃、「洪門寨」に着きました。山の半ばにある「洪門寨」から下を見下ろすと、先ほど通った棚田はまるで金色の海のように見えました。お昼は前もって連絡した農家の家でをしました。メニューは農家の特色のある「臘肉」(ベーコン)、地卵、干した筍、かぼちゃ等で、すべて手持ちの材料で作ったもので、美味しかったです。
食事のあと、一人で村の周りをぶらぶら歩きました。「洪門寨」は20戸しかない小さいのんびりした村です。家は皆木造の古い家でした。家の周りにすぐ田んぼがあります。生活も仕事も同じ所です。「洪門寨」は「龍脊」より稲が早く黄色くなり、稲刈りはもう始まりました。農村では現在ほとんど機械で脱穀するようになっていますが、途中、手作業で脱穀する女の人に出会って、村のことについてちょっとお伺いしました。その村の人はチワン族の人で、皆「賁」と言う名前だと教えてくれました。中国では「賁」という名前は珍しいです。チワン族の中に「韋」、「覃」、「廖」などの名前が多いですが、「賁」と言う名前は初めて聞きました。彼女はこの村の出身です。ご主人はお婿入れで来たそうです。それから男の子が二人いると教えてくれました。また、村の出入り口で100年以上の歴史がある「風雨橋」を見ました。その「風雨橋」は三江県の「程陽風雨橋」ほど立派ではありませんが、それより素朴で、もっと生活の息吹があると思います。
15:00頃、「洪門寨」とさようならにして、下山しました。登るより下ったほうが余程楽でした。その山道に沿って、車で村まで行けます。途中、道端で奇麗な彼岸花が見えました。その花は日本で春分の季節に見たことがあります。秋分の季節にそれを見たのは初めてでした。16:00頃、山の麓に下りました。ふと山の上を振り返ると夕陽を浴びている「洪門寨」は眩しくて、とても奇麗でした。
籾、とうもろこし、筍、ごまなどを干していました。
籾、とうもろこし、筍、ごまなどを干していました。
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作者:( 「ふれあい中国」)
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