桂林の真夏をどうやって過ごすのでしょうか
2013年07月29日桂林の生活
「五嶺皆炎熱なれど、ただ桂林のみ人に宜し」と唐代の大詩人である杜甫は早くも桂林の真夏の涼しさを称えたことがありました。このほど、ネット上ではユーザーの無記名の投票によるアンケート調査があり、桂林は「国の四大夏の避暑地の一つ」(後は、江西省の蘆山、河南省の鶏公山、河北省の承徳である)と評判されたことは分かりました。これは間違いなく桂林市にとってあり難い朗報だと思います。なぜ上記の評判が下されたでしょうか。
桂林は海抜が150Mほどであり、真夏になると絶対高原地帯にある昆明ほど涼しい所でもないようですが、清らかな離江などの川や各山に分布した鍾乳洞に恵まれていることから、避暑向きの町だと評価されたわけではないですか。ましておそらく景色が美しいという従来の「贔屓」も働いたのでしょうか。即ち自然の山水に恵まれた場所がみんな涼しいというイメージを人々に与えたのかも知れません。
実際、7,8月の桂林が30度台に上がる日々が続き、炎天下に晒されることは多いです。そのため自宅に引き籠ってばかりいて冷房で冷やす市民がいるのはさておき、自宅を離れ、外でそれぞれマイペースで夏バテから自分の健康管理に取り組む事例もまた少なくないです。例えば年配の人は市内の公園や鍾乳洞の付近など涼しい場所に集まり、トランプをしたりして過ごすのに対して水泳の好きな若者がお金を払い、近くの体育館などにあるプールに行きます。一部の人が離江の川に集まり思う存分に川での泳ぎを楽しんで凌ぎます。ただ日中の太陽が厳しいことから夕方に離江の中州にあたる訾洲公園に来て清らかな水で体を冷やすと考える人が多いと言われました。費用がもちろん無料である代わりに、ただ離江での泳ぎは十分な注意が必要であると関係部門から勧告は出されています。上記の有難味があってこそみんなどうにかして真夏の桂林を凌ぐことができるのです。
涼しい公園の中でトランプを楽しんでいる市民たち
桂林の真夏をもたらす青空が広がっています
桂林の穿山体育館のプールで水泳を楽しむ市民で賑わっています
いたるところの鍾乳洞は真夏の桂林凌ぎに欠かせない存在です
「元風洞」の前で気持ち良く涼を取っています
訾洲公園に属する離江の水泳場は水質がよくて市民たちが夕方になるとたくさん集まっています。今は朝なので泳んでいる人がまばらです
水泳に満足できる清らかな離江の水質で完全に透き通って見えます。
左前で有名な象鼻山が見えます
上流で解放橋の雄姿が見えます
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コメント(2)
作者:( 「ふれあい中国」)
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桂林浪漫様:こんにちは! まず小欄のブロッグを読んでくださいましてありがとうございます。 桂林浪漫のコメントを読み、桂林に対する情熱と懐かしさを痛感させていただきました。 実感のこもった真夏の桂林についてのブロッグに感動しました。昔の大学では教室に扇風機さえもなく、授業に大変辛かったと思いますが、学生たちが夏の暑さを乗り切れて皆よくも勉強に励み、素晴らしい成績で卒業できましたね。わたしの大学の時代もそうでした。昔と言えば停電もよくあったもので、今のような冷房による生活が考えられませんでした。やはり冷房やプールなどよりも離江のような自然の川での泳ぎは気持ち的にいいでしょう。現在、毎晩離江で泳ぐ市民が大勢いて、桂林の夏の風物詩になるほどです。桂林は大都会ではないですが、ずっと大都会よりも凌ぎやすいものです。
日本人から見て、桂林は山紫水明の地で夏は涼しく、冬は温暖の地と想像しがちですが、実は日本と同じくらい夏は高温多湿、冬は乾燥低温です。ただ、桂林の春先から真夏にかけては、部屋の中は高湿度で結露が見られます。僕の桂林留学中、師範大の外語学院の教室は空調機がなく、湿度が高いので全身汗だくで講義を聴いたものです。呼吸不全、頭くらくらのじょうたいでしたね。授業が終わり、七星公園を通り過ぎ、解放橋手前「東江市場」を左に曲がり、解放橋を渡ると自然coolerが身を冷やしてくれましたね。救われた思いでした。それでも我慢できないときは、解放橋の河原に出てパンツ一枚で泳いだのを記憶してます。 濱江路のシェラトンホテルに向かい川中まで泳ぎ、唇青くくなるまで水につかり、十分体を冷やし、翊武路の家に帰るそんな日々が懐かしいです。一番涼しいのは洞窟の入り口付近で休むとそれはそれは良く冷えますねー。日本の旅行客でしたら、夜、「古南門」付近の榕湖をそぞろ歩きされるとかなりの涼をとれますね。 屋台があったり、小喰店があったりして楽しめますね。昼間は「濱江路」の街路樹の木陰で休息するのもよろしいでしょう。川面(かわも)を走る風はさわやかです。「陽朔」の旧街は、風もなく気温が高く、老人の観光にはきついですね。僕には桂林の漓江の川べりで「まったり」して真夏を過ごすのが好いように感じられます。