遠足により集団意識が磨かれた生徒たち
2013年11月09日桂林の生活
昨日、桂林市育才小学校は中間テストを済ませた隙間を利用し、生徒の往復12キロの遠足を決めました。
朝、8時ごろ、生徒たちは学校の校庭に集まり、クラスごとで列に並びました。幸いなことに空に薄雲が広がり、さほど暑くはなかったのです。生徒たちは普段の疲れた授業から一時に解放されたかのように皆、うきうきした表情で出発式に臨みました。その後、受け持ちの先生と保護者たちの引率で紀律もよく列に並んで校外に歩き始めました。今回の遠足コースが離江下りに行く桂磨公路となり、車が多い代わりに歩道が広くて歩きやすかったということでした。持参の弁当でその日の昼食に当てることになり、親たちがほぼ前日にどんなお弁当にするかに相当腐心したらしかったです。今回の遠足は久しぶりの集団のアウトドアで、生徒たちの心の中でかなり期待を高めたのではないかと保護者たちにみんな感じられました。出来る限り美味しいお弁当を作るという親の気持ちが十分理解できるものです。
片道が6キロというのは大人にはそれほど長い距離ではないですが、小学生にとっては限界かもしれません。片道4時間をかけてゆっくり歩くようにしましたが、それにもかかわらず体力がかなり落ち、これ以上歩きたくない生徒が出てきました。ちょうどお弁当を食べる時間に重なり、みんなが一分も早く親の美味しい料理を頬張るようにしたいものでした。おそらくこの時の料理はどこのよりも美味しく感じられたに違いないでしょう。美味しい料理をお互いに分かち合ったり相手に譲ったりして和気藹々な雰囲気でした。その後、生徒たちが先生の指導のもとで様々なゲームを楽しんだりしていました。筆者は生徒たちが教室の中では習えないものを多く習えたと信じています。
確かに現在の中国に蔓延る「応試教育」の時代に欠かせない教室引き籠り勉強は一点張りのようですが、ほぼ1人っ子に生まれた生徒にとって今回の集団遠足のようなアウトドアはなおさら評価されるべきだと思います。アメリカなどの先進国と比べて課外活動などが全然少ない中国の生徒たちにもっと多くの課外活動を楽しんでもらいたいものです。
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作者:( 「ふれあい中国」)