11年ぶりの洪水

2009年07月05日中国観光ガイド

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 3日間降り続いた大雨で、漓江の水位が大幅に増加しました。3日の夜7時頃、今年初めて危険水位の146mを超え、147mとなりました。また当日午後3時30分、漓江での船の運行が全面禁止となりました。4日も引き続き安全を考慮し、停船することになっていました。5日から運行が再開されました。
 市内でも洪水による交通渋滞がすごかったです。普段30分で行ける所も2時間かけても到着できませんでした。郊外の農産物に被害が出て、市内の何軒かのスーバーでは野菜の入荷が止まりました。近郊の村では洪水のため、21万人以上の人が被災しました。直接的な経済損失だけでも5422万元に上るそうです。幸い昨日の夜には、漓江の水位が徐々に減っていき147m以下となりました。
 午前中、解放橋の方へ行って見たところ、街の様子は本当にひどいものでした。綺麗だった道路が泥とゴミで溢れ、ずいぶん汚くなっていました。洪水に浸された所は、まだかなりの水が溜まっていて、片側のちょっと高くなっているところしか通れないありさまです。解放橋は増水で橋桁すら見えない状態で、両側の濱江路も水浸しとなっていました。桂林のシンボル象鼻山も3分の2が水に浸かった状況です。
 天気予報によりますと、この連日の大雨は今日で峠を越すそうです。いくら桂林に雨が似合うと言っても、降りすぎには困ったものです。

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作者:( 「ふれあい中国」)

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