デチェン・ケルサン・ポタン

  パンチェン・ラマが夏の間暮らした離宮。1989年1月28日にはパンチェン・ラマ10世がここで逝去したといわれている。タシルンポ寺の南に位置し、総面積は50万㎡余り。
  1844年(清の道光24年)、パンチェン・ラマ7世がラサのノルブリンカを模して造らせたもので、創建当初は、ニャンチュ河の河畔にあるコンジェリンカに建てられていた。しかし、1954年川の氾濫で流され、現在の場所に再建された。このため、現在のものを新宮と呼ぶこともある。