五大道

 天津旧城の南東に位置する、成都道、重慶道、常徳道、大理道、睦南道、馬場道が延びるエリアは、19世紀後半から20世紀初頭にかけてイギリス租界だった場所だ。
 当時は多くの西洋商人がこの地に居を構え、やがて中国の高官や著名人も暮らすようになった。それらの建物は「小洋楼」と呼ばれ、天津を特徴付ける町並みとして、多くの人を引き付けている。
 民園体育場を起点に周遊する洋風の馬車に乗ってこの界隈を観光することもできる。(所要約40分)。