桂林市の「紅鼻子米粉」
2012年05月26日桂林の生活
桂林市民はほとんど毎日桂林米粉(ビーフン)を食べています。一日食べないとしっかりしないことになります。ビーフン屋さんも至る所まで見えるほど多いです。家の近くに美味しいビーフン屋が一軒あります。店の名前は「紅鼻子米粉」と言います。「紅鼻子米粉」は桂林でとても有名な店で、数十軒のチェン店があります。今では広州、上海など全国各地にもチェン店があります。そもそも「紅鼻子米粉」の創始者は赤鼻を持った人なので、「紅鼻子米粉」と名付けたわけです。家の近くにはほかのビーフン屋さんはまた三か所ありますが、私はいつもこの店にしか行かないです。店は夫婦二人で経営しています。店の規模はそれほど大きくありません。スタッフも夫婦二人だけです。店はいつも綺麗に片づいていて、温かい家庭の雰囲気があります。
ビーフン屋さんはたくさんありますが、それぞれ味が違います。ビーフンは美味しいかどうかそれは「滷水」と関係があるのです。桂林の「滷水」は豆腐凝固剤ではなく、濃縮されただしです。「滷水」の作り方はそれぞれ違っています。秘方は絶対他人に教えないです。主な材料は豚、或いは牛のレバー、肉と骨などです。そのほか、八角、桂皮、甘草、羅漢果などの漢方薬材も添加され、弱火で長時間煮込んで「滷水」を作り上げるわけです。
朝食の時、人が多くて、忙しいので、普通は先払いで食べるのです。値段は一碗で3.5元です(一碗の量は2両で、約100グラムです)。ビーフンは既製品で、笊の中に入れて温めた後、鍋焼、チャーシュー、牛肉などのトッピンを入れてからすぐ食べられるようになります。もし、唐辛子、葱、香菜、酸菜(インゲン豆、筍、白菜などの漬物)をお好みで入れて食べるとさらに美味しくなります。
よそから来るお客さんはよくスープをいっぱい入れて、ビーフンを食べますが、それは間違っています。せっかくのいい味が悪くなるからです。スープを入れずに「滷水」を十分にかき回してから食べたほうが正しいです。食べ終わってまたスープを飲むのです。
現在、中国のほかの町にも桂林ビーフンの店がありますが、結局は本場の桂林のビーフンを食べるには桂林に来なければならないと思います。なぜかと言うと、桂林の地元の水でなければ桂林らしいビーフンは作れないからです。それは誰にも変えられないことだと思います。
夫婦二人で店経営しています。
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コメント(5)
作者:( 「ふれあい中国」)
陸さん、こんにちは!桂林ビープンの事をよく書いてくれました。確かに ビープンは桂林の食生活には欠かせないもので、町のビープン屋さんは市民たちの食堂になったような感じですね。そしてビープンのない桂林では考えられないようです。価格もほかの中国のどの町よりも安く味もこんな安い価格にしては全然悪くないですから、市民たちどころか、桂林に観光に来る人もぜひ荷物をホテルの部屋に置いた後、まず町に出て要するに’善は急げ’でビープンのユニークな味を楽しみたいほどです。この点で言えば桂林ビープンは桂林山水と並んで桂林の双璧と位置づけても過言ではないと思います。
桂林の人は朝食をほとんど自分で作らないです。職場へ行く途中、ビーフン屋さんに寄って、五分間ぐらいかかって、お腹いっぱいに食べられます。土日休みの日には朝寝坊した人はビーフンを食べて朝食兼昼食を済ませるのです。ビーフンはシングルの人と怠け者の人の中で大歓迎です。私は桂林地元の人ではないので、ビーフンを食べる時にはスープを入れないと美味しく食べられないです。桂林の郷に25年にも入ってていますが、どうも郷に従えないようですね。
米粉が食べたい!名前は忘れたけれど、三里店交差点近くの店でよく食べました。日本に帰る時、米粉はもう食べられないと思い、桂林空港のレストランで注文しました。食べ終えて支払に10元札をだしたら、「たりない」と言われました。食べる前に見たメニューには、確か2元と表示されていたと思い確認したら、なんと20元でした。値段は十倍、味は最低の米粉が私の最後に口にした米粉です。日本ではラーメン一杯が800円もします。ラーメンを食べる度、「あーぁ、米粉なら20杯は食べられるのにな」と思います。東京で桂林米粉の店を開いたら、意外と人気が出ると思いますよ。陸さん、共同経営でやりませんか?
お久しぶりでした。コメントをいただき,ありがとうございました。桂林ビーフンは中国では桂林山水に負けないぐらい名高い名物です。桂林にいらした方は一度ぐらいビーフンを食べないと桂林に来ていないのと同じだと言っても過言ではありませんね。インフレで桂林ビーフンの値段が3.5元まで上がりました。それでも20元まではまだだいぶの差があります。中国の空港はどこでも値段がべらぼうに高いです。現在は前と比べて状況はよくなりましたが、出張するたび、私はなるべく空港で消費しないようにします。
桂林の庶民の味「桂林米粉」、値段上がりましたねー。2年前までは、1元、もしくわ2元で食べられたのが、今年は3,5元ですか。中国生活が長かった私の感覚からすると、びっくり仰天です。小麦粉、豚肉、食用油、米等、主要食品が値上がりして、毎日の生活にも支障をきたすほどと、桂林の退職老人が不平をこぼしています。人間、車、TV、電脳、宝飾品などなくても生きられますが、食いものがまともに食えないとなると、健康問題によくないし困りものです。もう、人民公社で飯を喰う時代には戻れませんですね。私は、微笑堂の対面、楽群市場入り口の前の「桂林米粉」店で2日に1回は食べていました。あと「王城」近くの桂林郵便局の対面(中山路をはさんだ)の店で食べていました。お腹がぺこぺこの時は、師範大学、理工大学の学食まで自転車飛ばしてお椀2杯食べたものです。若い学生に負けず2杯喰うて満腹のお腹抱えて、解放橋の下で昼寝したことなどありました。「桂林米粉」食う時は、あまり「具」(とっぴんぐ)をたくさん入れず、シンプルに喰うのが私流の食い方です。葱と辛子だけで喰うのもおつなものです。 朝飯は、「桂林米粉」でさっと済ませ、夕飯で、ごってりした豚肉料理を食らうこれが桂林での楽しみです。日本人が観光で泊まる、「中心広場」付近の5★のホテル付近にはあまりみかけませんが、7星、畳彩、南渓あたりのアパート群の市場付近に、それぞれ味覚の違う「桂林米粉」店ありますね。表通りは別として、小弄路にいればいたるところに入り口が解放されて、(入り口に扉がない)夫婦で営む小食店に巡り合えるのが桂林の風物ですねー。知らない人が、同じテーブルでセルフのお椀を握り、無言の笑顔でもくもく「米粉」を食べあうのもいいものだ。