両江四湖ナイトクルーズ

両江四湖ナイトクルーズの両江は漓江と桃花江の市内にある部分からなります。漓江は桂林市の母の川と言われていて、桃花江は「漓江ではない、しかも漓江にまし」と賛美されるほど綺麗な川です。

 

桂林の四湖は桂林市内の中心地にあり、杉湖、榕湖、桂湖、木龍湖の四つの湖からなり、1100年前の宋の時代は、もともと城壁の外に巡らしたお堀であり、その後、町の湖として拡張されました。歴史上の記載によると、宋の時代に、現在の桂湖あたりで既に賑やかな観光コースが設けられ、当時の文人や役人たちの人気を集めていたそうです。今も四湖(杉湖、榕湖、桂湖、木龍湖)コースはまた桂林のナイトクルーズとも呼ばれ、1999年8月23日の工事開始から、2000年6月2日に完成を経て、桂林史上かつてないスケールの観光プロジェクトは、2200年に及ぶ桂林独特の歴史的文化要素と桂林ならではの自然美を生かし、桂林市政府を主催とする関係者の惜しまない努力と知恵によって、成し遂げられた大型環境保護、大型インフラ整備、観光の点からでは、大型観光資源の三大プロジェクトと言うことができます。この四湖のコースは三つのブロックからなり、それぞれ、中国古典園林をイメージして造られた榕湖と杉湖ブロック、自然美と人工美を融合した生態園林の美を表現した桂湖ブロック、1100年前の宋代の歴史文化を再現させる木龍湖ブロックがあります。


夜の帳が下りると、この四湖周辺を輝かせる無数の灯りが一斉に付き、遊覧船に乗り夜空を彩る金塔、銀塔、木龍塔を始めとする夜景を一時間たっぷりと堪能するナイトクルーズは夜の桂林に欠かせない風物詩となり、昼間の離江下りに引けを取らないほど、桂林を代表する魅力の一つでもあります。また、この四湖の湖畔に綺麗に整備された遊歩道は緑色の木々に覆われ、昼でも夜でも気持ちのよい散策コースで、特に夜になると恋人たちのデートスポットとして、より一層ナイトクルーズの雰囲気を高めています。この(除く)ほかにも四湖周辺に架けられた11本の橋はデザインがそれぞれ違っており、それぞれ趣があります。また、桂湖では、ナイトクルーズ時に、400年前からの桂林伝統と伝えられる鵜飼いショーが見られるほか、琴の演奏や、桂林の有名な二胡の演奏家による生の二胡メロディーが披露されてくれます。そういうふうにライトアップされた幻想的な夜景の感動の世界の中で一時間の周遊が楽しめます。