カエンズ遊園地

   カエンズ遊園地はトルファ市にある312国道から南に2キロ離れたところにあり、1993年5月16日に、正式に国内外の観光客に公開されています。敷地面積が7畝(1ムーは667平米に当たる)に及ぶこの遊園地は、観光客のために、食事や宿泊、観光、レジャー、買物などを提供する総合的な政府の許可を受けた観光施設として機能しています。園内には水の流れが多く配置されたばかりではなく、大木もうっそうと生い茂っているので、景色が美しいです。


   ここに来ると涼しくて閑静な雰囲気に溢れた葡萄棚が造った「トンネル」が長く延々とつながっていきます。またきれいな緑のカーペットのように見える芝生も整然として整備され、旅に疲れたあなたの気持ちを癒してくれます。そしてカエンズ研究中心の展覧ホール、ホテル、レストランなどがいずれも民族的な建築様式に包まれてたっぷり堪能することができます。ここが北西部の「桃源郷」だと言われており、見た人を楽しませてくれます。特にカエンズ研究中心の展覧ホールはイスラム教の建築様式を取り入れて建てたことから、ひと際目立って見えます。カエンズと言われた水利施設は中国で北京の万里の長城、大運河と並び、古代中国の三大水利施設の一つと数えられています。カエンズ水道はトルファンの「母親の水」とも言われ、昔からほぼ毎年の豊作に繋がる田圃を優しくしてくれたと称えられてきました。更に火焔山周辺にある田圃を潤す水源でもあります。新疆ウイグル族自治区は、今までカエンズ式の用水路に造られた工事が1600本あり、トルファン地区だけでも1200本ほど数えられます。そのために、トルファン地区を「地下の運河」に支えられた地区という別名があります。


   このようにしてカエンズ水道は地元の文化や社会などの発展に大きな貢献を捧げたものと賞賛され、いまだにその使命が途絶えていません。園内の観光項目として至る所に原始そのままのカエンズの縦井戸が見られ、観光客が最近距離で何の飾りもないカエンズの構造や効用などを見学することができます。カエンズはすべて縦井戸、暗渠(地下にある水路)、明渠(地面にある水路)、貯蔵池などの四つの部分からなっています。水揚げに使う動力もいらないし、高温による蒸発の恐れもないから年中、田圃への灌漑ができる仕組みとなっています。更に展覧ホールでは、カエンズについての大量の模型や実物、写真、書道などが展示され、訪れた観光客にカエンズの歴史などを知る上で掛け替えのないチャンスだと言えます。


   カエンズ遊園地は自然や生態農業を重視する上、そして見事に自然と人工物とを密着させた大掛かりなプロジェクトです。中国だけでなく、世界でもトルファン大衆の素晴らしい知恵の表れだと高く評価されています。近年来、観光ブームが高まるにつれて、カエンズ遊園地を訪れる人が年々増えてきております。トルファンの歴史や自然物に憧れる風潮が観光の追い風となり、夏休みなどになると観光客でまんぱいになる可能性があるから、行く前に必ずホテルなどの予約が必要となるから、ご注意いただきたいです。