イリ観光スポット

イリの観光スポットについては、次の紹介をご覧ください。人気の観光スポットやカテゴリー別観光スポットでイリの魅力を存分にお届けいたします。

自然景観

果子溝

果子溝は新疆ウイグル族自治区の天山山脈の西部にある長さ28キロにわたる峡谷地帯であり、交通要衝の関所でもあります。それは北側には塞里木湖に通じ、南には伊犁河流域に通じるための唯一の通路だと位置づけられているからです。ウルムチ市から伊犁市までの312国道がここと重なり、伊犁地区に入る門戸ともみなされています。また中国から西アジアやヨーロッパに向かう天山山脈の北側のシルクロードにある峠に当たり、「鉄関」(強固な峠)という別名があります。果子溝は、記載によると1218年にチンギスハンがスムーズに中国西部への攻略を成功させるように長男に頼み、初めて果子溝を開削させ、馬車などが通る道が出来ました...

宗教・信仰・寺

靖遠寺

靖遠寺は新疆ウイグル族自治区のチャプチャル(察布査尓)・シベ族(シボ族)自治県から西に6km離れた孫札奇郷に位置しており、1893年に建立された後、清の時代の伊犁地区において八大ラマ教寺院の一つとして数えられていました。敷地面積は1.5万㎡、建築面積は2000㎡と広大で、現在、新疆ウイグル族自治区の重要文化財に登録されています。寺院内すべての建築物は左右に対照的に配置され、屋根も精巧な排列で構成されています。また、靖遠寺は素朴かつ自然との調和が重視され、中原文化と新疆文化の融合の縮図であり、シベ族の高い建築技術を示したものでもあり、シベ族が東北地方からイリ河流域に移動した後の歴史、文化、宗教、...

公園・庭園、動植物園、アミューズメントパーク

錫伯民族風情園

錫伯民族風情園は新疆ウイグル自治区カザク族自治州の察布査尓シボ族自治県に位置しています。「察布査尓」というのはシボ族の言葉で、「食糧の倉庫」の意味です。記載によると、1764年、4000人を上回るシボ族系の兵隊とその家族が国の屯田兵として今の中国の東北地方から西部の伊犁流域に移転することになりました。彼らが国境を守りながら、屯田の仕事に携わるという政府の命令に従い、向かったのでした。この点でシボ族が国境地帯の安寧と民族団結のために、掛け替えのない役割を果たしたと言えます。 総工費8049万元を費やした風情園はシボ族の歴史や文化、民俗などをまとめて展示する場所...

橋梁、河川・滝・湖沼

イリ(伊犁)河

イリ河はアジア中部の内陸にある美しい風景に恵まれており、中国?新疆ウイグル自治区とカザフスタンの国境を跨ぐ川となっています。上流にはティキス川、クーナ川、カシュガル河の3本の支流が流れており、その中の主流となっているティキス川がカザフスタンにあるカーントゥングルメインピークの北方から流れ、東方の中国に至っています。東経82で北に上り、カーデミン山脈を横切りクーナ川と合流します。ここからさらに北側へ進み、カシュガル川に到達した部分がイリ河と呼ばれています。そして、ここから西に150kmほど行くと最後にカザフスタンのバルハシ湖に辿りつきます。イリ河に全長は1236km、中国国内に流れる長さは442...

民俗郷土景観

シャーテ(夏特)古道

シャーテ(夏特)古道は、新疆ウイグル族自治区昭通県から西南に70km離れており、全長は120kmあります。「シャーテ」とはモンゴル語で「階段」、「天の梯子」という意味をもっており、海抜3600mに位置するシャーテ古道は、古代イリ(伊犁)から阿克蘇に向かう途中にある古い駅として利用されていました。清の時代の地元政府が古道に70世帯の民家を設置して、古道に階段を築く任に当たらせました。現在では、シャーテキルギス族郷の郷政府の所在地となっています。 シャーテ古道は神秘的な色彩に富むことから、アドベンチャー性を兼ね備えた観光コースとして推奨されています。また、天山山脈を境界として南部と北部を結び...